「“恋心”の先に結婚がある。」――2代目バチェラー小柳津氏が選んだ、最高のパートナーの条件とは

「“恋心”の先に結婚がある。」――2代目バチェラー小柳津氏が選んだ、最高のパートナーの条件とは

1人の独身男性(バチェラー)が真の愛を見つけ出すため、彼の心をつかみたいと思っている女性とともにドラマと情熱に溢れた最高にゴージャスな婚活体験を繰り広げる恋愛リアリティ番組「The Bachelor」は、全米で2002年にスタートした人気番組。その日本版である「バチェラー・ジャパン」は、2017年2月からシーズン1がスタート。2018年5月からはシーズン2がスタートし、6月29日で最終回を迎えます。

“究極の婚活サバイバル”と言われる本番組に2代目バチェラーとして参加しているのが、小柳津 林太郎氏。2ヵ月半の撮影を通し、20人の女性と真剣に向き合ってきた彼だからこそ語れる、自身の結婚観とは。バチェラー小柳津氏の素顔に迫る独占レポートです。

番組を通して、結婚相手に出会うのもロマンチック

——小柳津さんがバチェラーになったきっかけは?

たまたま友人が番組に関わっていて「話だけでも聞いてみない?」と誘われ、話を聞きに行ったのがはじまりです。ただ番組の方から「2ヵ月半会社を休めますか?」と聞かれまして、そこから大分迷ったんですが…。

仕事の責任もあるし、(同僚や部下の)みんなが頑張っている中で、自分が2ヵ月半も休んでいいものかと。でも、人生一度きりですし、「顰蹙(ひんしゅく)は金を出してでも買え」という幻冬舎の見城社長の言葉を思い出し、1ヶ月くらい悩んで最終的に参加を決めました。

——メディアの前で結婚相手を探すことに躊躇はなかった?

それは大丈夫でした。いい人がいたらいつでも結婚をしたかったので、人生の一場面として、それも面白いかもと思って。どこに将来の奥さんがいるのかわからないですし、番組を通して結婚相手と出会うというのもロマンチックじゃないですか。

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一度に多数の女性と真剣に向き合ったからこそ見えた「最良のパートナー像」

——バチェラーに参加する前と後で、女性への見方に変化はありましたか?

そうですね…。大きな変化、というわけじゃないんですけど、番組の放送をみて、女性が女性同士のときにする顔と、僕に対してする顔がまったく違っていたので、「女性って色々な顔があるんだな」と思いましたね(笑)。でも、ショックを受けたとかじゃなくて、人ってひとつの顔じゃなくて、色んな顔があるよねっていう。

——すごくフラットにご覧になったんですね。

人の悪いところってすぐ目につくじゃないですか。

でも僕としては、その人の良さや、その人の“核”みたいなものがどこにあるのかを、きちんと向き合った上で見極めたいと思っていました。

限られた時間で、まず自分の心を開いて、自分のことを好きになってもらって、相手に心を開いてもらって…っていう。番組を通して、僕自身が一番変わったポイントは、この「相手(女性)により心を開いてもらえるようになったこと」かもしれません。自分も心から真剣に向き合ったので、カロリーをすごく消費しました(笑)

——真剣に向き合ったことで、理想のパートナー像にも変化はありましたか?

お付き合いをするだけならば、見た目や雰囲気だけで判断してもいいのかもしれませんが、今回は結婚を前提として考えていたので「人生の伴侶となりうるのか」で、最終的なパートナーを選びました。「自分が寝たきりになった時に助けてくれるのか」、「自分の子どもに対してどんな親になるのか」、「自分の将来のパートナーとしてどうか」とか…。

だからローズセレモニーでも、ライフステージ(結婚に関して)が同じかどうかは重要な判断軸になっていましたね。結婚に対して真剣に向き合っているかどうか、という。

あと、僕みたいな個性的なキャラクターをドーンと構えて受けいれてくれる人がいい。

理想は、お互い忙しくしながらも時間をつくって、助け合える関係ですね。パートナーのやりたい事を全力で応援したいし、今までお付き合いした人も、仕事をしていて尊敬できる女性が多かったです。

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愛情表現は常に甘く、ロマンチックに

——バチェラーを振り返って、印象に残っているシーンはありますか?

第8話で福良真莉果さんとお別れしたシーンですね。彼女は愛情深くて、彼女のご家族も含めて非常に素敵だったので、お別れするのは本当に辛かった。ただ、僕の中で「恋心」が上がりきらなかったのが理由です。

——結婚と恋愛は違う、と言う方もいますが、小柳津さんにとっては、「結婚」と言っても恋心は大事?

大事です!恋心もあるし、結婚相手としても想像できるという掛け算が大事。恋人の延長線上に結婚があると思います。僕はロマンチストなので、ロマンのない結婚生活じゃ、味気ない。ただのパートナーとして持ちつ持たれつだと、将来的にいい関係性が築けない気がするんです。

——ちなみに…自分がもし、男性を奪い合う女性側だったらどんな戦略で動きますか?

ん~…相手の心をかき乱して、追わせる戦略かな(笑)。「小口那奈子(参加者女性の一人)戦略」(笑)。彼女は追わせるのが上手で、一番「振り向かせたい!」と燃えましたね。僕自身の恋愛スタンスとして、常に追い続けていたいという願望があるので。

僕をよく知る友人からは「あなたを愛してくれる人を選びなさい!」と言われたこともありますけど(笑)

——実際、小柳津さんであれば、女性から追われることのほうが多いのでは?

今までほとんど自分から告白しているので、社会人になってから誰かに告白されたことはないですね。基本的に愛情表現はストレートな方なので、「愛している」などの甘い言葉や手紙など、ロマンチックに伝えることが好きです。学生時代に演劇をやっていたこともあり、直球表現が自分に合っているのかも。実は、高校時代はすごくウブだったんです(笑)初めて手をつないだのも、高校生でしたし。

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結婚とは、相手の生き方、考え方、その全てを受け入れること

——最後に選んだ方と結婚を視野に入れてお付き合いしていると思うのですが、小柳津さんがもし結婚式をやるとしたら、どんな結婚式をしたいですか?

日々お世話になっている人たちに感謝を伝えて、夫婦として認めてもらい、参加した人に楽しんでもらえるような結婚式にしたいですね。

堅苦しい感じではなく、他の人がチャレンジしたことのないオリジナリティのある形式がいい。イメージとしては、晴れた空の下で、野外フェスとか、グランピングとか…。プロデューサー気質なんで、楽しい結婚式を自らプロデュースしてみたいと思っています。

——最終回に向けて、最後に一言お願いします!

番組の監督さんが「結婚とは許すこと」と仰っていて、本当にその通りだとバチェラーに参加してみた今、実感しています。

結婚って、相手の過去の過ちを許し、相手の生き方、考え方、その全てを受け入れることができるかどうか。結婚するかどうかはまだわからないですが、最終的にローズを渡した女性は、これに一番近い人を選びました。

「バチェラー・ジャパン」シーズン2最終回は、6/29(金)からAmazon Prime Videoで配信されます。最終的にバチェラー小柳津氏のローズを受け取った女性は誰なのか…息を潜めて見守りましょう!


《プロフィール》小柳津 林太郎(おやいづ りんたろう)

1981年京都生まれ。「バチェラー・ジャパン シーズン2」に出演する2代目バチェラー。2006年に慶應義塾大学経済学部を卒業し、同年(株)サイバーエージェント入社。2018年(株) AbemaTVに出向 アナウンス室 室長。#ハイブリッドサラリーマン。


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(取材企画編集:ウエディングパーク 菊地 瀬川/撮影:竹中)

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