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【連載】国際結婚の不安や疑問/世界で婚活して結婚したおはなし。vol.4

結婚はいつかしたい…でも、婚活がうまくいかない!
そんな悩みをもっているあなた。
ちょっと視点を変えて、お相手探しをグローバルにしてみたら…

世界婚活をし、フランス人男性と結婚したラブジャーナリスト中村 綾花(なかむら あやか)さんによる、恋愛や結婚の勇気をもらえる連載(計5回)。

第4回は「国際結婚の不安や疑問」です。


<過去記事>
第1回:【連載】日本の婚活に行き詰まって世界で婚活してみた/世界で婚活して結婚したおはなし。vol.1

第2回:【連載】世界婚活で気がついた「結婚」において一番大切なこと/世界で婚活して結婚したおはなし。vol.2

第3回:【連載】世界婚活で気がついた「結婚」において一番大切なこと/世界で婚活して結婚したおはなし。vol.3

海外生活、外国人のパートナーとの生活が不安だった

前回紹介した「国際結婚のメリット」にひきつづき、今回は国際結婚で不安に思うことや、困りがちなこと、そしてその対処方法についても紹介してみようと思います。

10年近くフランスに住んでいる私でも、最初は海外に住むということ、外国人のパートナーと生活をするということが不安になったこともありました。でも、「案ずるよりも産むが易し」ということわざの通り、やってみたらなんとかなるもの。今は良くも悪くも色々ある国際結婚&海外生活を楽しんでいます。

外国語問題。フランス語を話さなくても生活はできるけれど…

私はフランスに住むまで、一切フランス語を話すことができませんでした。実は大学生の時、唯一落とした単位がフランス語だったという残念な経験があるほどです。
パリに住み始めてからすぐに、安い語学学校を探し当て、毎日勉強することで少しずつ日常会話ができるようになっていきました。とはいえ、今でも完璧に話せるわけではありません。フランス語習得はこれからも続く長い道のりだなと感じています。

在仏の日本人のなかでも、全くフランス語をしゃべれないまま日本人コミュニティーの中だけで生きているという人もいます。それでもなんとか生きてはいけるものの、やはりフランス語を習得すること=その国のこと、人のことを知ることの第一歩。住む国の言葉がわかるようになるほど、その国に住む面白みも増してきます。

実際、語学はやればやるだけ身に付くもの。いちから外国語なんて難しそうだと不安がるよりも、まずはあいさつや数の数え方など、簡単なことから少しずつ覚えていくことから初めてみてはどうでしょうか。

仕事やお金は国が違えど、やっぱり大切

海外に移住して一番シビアなのが仕事やお金の問題でしょう。 特に最初のうちは言葉もままならない環境ですし、できる仕事も限られてしまいます。日本でのキャリアがそのまま通じないこと多々あります。

フランスに住む日本人たちの働き方をみてみると、それまで日本でしていた仕事とは一切関係のないレストランや販売業に就いている人や、旅行業など日本人に関わる仕事をしている人が多い印象です。

ほかには心機一転、それまでやってみたかったことを移住&国際結婚を機に挑戦している人もいます。私の友人はパリにある刺繍学校に通い、現在はオートクチュールの刺繍職人として働いています。

また国によって、パートナーとの生活の上でのお金の出し合い方も違ってくることを知っておいた方がいいでしょう。例えば私の住むフランスでは基本、共働きが当たり前で専業主婦はなかなか見かけません。カップル同士で生活費も子供の教育費も折半がスタンダードなのです。パートナーとはお金のことはあいまいにせず、はっきりと話し合うこともおすすめします。

とはいえ、なかなか海外に住んで外国人としてお金を稼ぐ事は大変です。ですから日本にいる時から事前にできるだけ蓄えをしておいたり、移住先でも小額でもよいので仕事をして収入を得ることがとても大切になります。万が一の時に頼りになるのはやはり、お金であることは間違いありません。

ちなみに余談ですが、海外では恋愛関係にみせかけて詐欺にあう日本人女性が多いので要注意です!


嫌なこと、大変なことは、いつどこに住んでいてもある話

日本と違うことがあるから面白いのが国際結婚と海外暮らし。とはいえ、その違いに疲れたり、うんざりすることだってあるのが現実です。

いくら好きな国に、好きな人と暮らしている私だって「日本だったら、こんなことないのに!」と腹が煮えくり返りそうなほど理不尽なことにぶつかることも。でもよく考えると、日本に帰ったとしても「フランスだったら、こんな理不尽なことはないのに!」ってことが絶対にあるんですよね。

大変なことが重なると、ついつい海外の悪いことばかりが目についたりするのですが、嫌なこと、大変なことって、いつどこに住んでいてもありうる問題です。イライラやうっぷんが溜まった時は、発散できる方法を見つけることをおすすめします。

日本語で愚痴を言い合える友人を持つのもいいですし、お気に入りの散歩コースを歩いてみたり、スポーツや趣味に没頭するのもいいでしょう。

国際結婚、海外暮らしをしてはみたものの、やっぱり合わないと感じることもあるかもしれません。もし色々手をつくしたうえでもだめだったら、日本に帰ってしまえばいいのです。なにも心や身体を壊してまで我慢することなんてありません。いまでは飛行機チケットさえ買えば、いつでも帰れるし戻って来られる時代なのですから。

あくまで国際結婚は選択肢のひとつです。そして、どんな人とどんな国で暮らすか人それぞれだと思います。国際結婚や海外暮らしは現実的に大変なこともありますが、その分、いやそれ以上に楽しいこともたくさんあるのも本当です。ぜひ、メリットとデメリット両方あることをふまえた上で国際結婚に興味をもって頂けたらなと思います。

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▼プロフィール 
中村 綾花(なかむら あやか)
ラブジャーナリスト、ライター。1980 年福岡県生まれ。県立長崎シーボルト大学(現・長崎県立大学シーボルト校)国際情報学部情報メディア学科卒。2010 年に「世界婚活」プロジェクトを立ち上げ、世界婚活の旅へ。2012 年、世界婚活中に出会ったフランス人と結婚し、現在はパリにてLOVEを調査中。その軌跡をまとめた『世界婚活』(朝日出版社)が好評発売中。日仏カップルや、現地のフランス人・日本人にインタビューをする日々。
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著:中村 綾花
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恋愛のガラパゴスから抜け出す。

ガラパゴス化した「結婚」のプレッシャーから抜け出そう。「日本に相手がいなければ、世界で探せばいい」と発想を大転換し、日本を飛び出した一人の女性がいた。アメリカ、韓国からバングラデシュ、モロッコ、フランスまで恋愛リサーチ&婚活の旅を続け、ついにパリでゴールイン。日本と世界の「モテ」はこんなにも違う。閉塞した日本の恋愛に大きな風穴を開ける若きラブジャーナリストの奮闘記。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第6弾。

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