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今話題の「カップルフォト」。その人気の理由と効果とは? 200組以上のカップルを撮影してきた人気カメラマン、えーちんさんに聞いてみた

出張撮影サービス「Lovegraph(ラブグラフ)」。カップルや家族のデートにカメラマンが同行し、自分たちでは撮影できない思い出を写真に残す、Lovegraphのフォト撮影サービスが今話題になっています。これまでデートの写真などはカメラのタイマー機能や通りすがりの方にお願いして撮影し、その後も個人的に楽しむのが中心だったはずですが、今、 “カップルフォト”は、Twitterを中心にSNSでも話題になっているよう。その理由はいったい何なのでしょうか。

カップルの撮影をこれまで200組以上行い、Lovegraphでも指名ナンバーワン、国際フォトコンテスト(ipa2017)でウエディング部門世界2位を受賞するなど、カップルやファミリーのフォトグラファーとして幅広く活躍する秋岡英太朗(えーちん)さんに、カップルフォトが今人気の理由、撮影することで得られる効果についてお聞きしてきました。

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カップルを撮ろうと思ったのは、人を笑顔にさせると思ったから

——なぜえーちんさんは、「カップル」や「ファミリー」を被写体として撮影し続けているのでしょうか。

Lovegraphのカメラマンになってから3年ほど経ちました。

カメラマンになった最初のきっかけは、大学生のときにTwitterでカップルの写真を見たことでした。学校の教室で女の子が彼氏を見て笑っている写真で、表情を見ただけでその女の子がどれだけその彼氏のことを好きなのかがすごくわかって。そんな写真を撮りたいなと思うようになりました。

実はその写真はLovegraph代表の駒下が撮った写真だったんですが、見ただけで、ふたりの関係性や世界観がわかって。自分も、見ているだけで幸せな、ほっこりした気持ちになるような写真を撮って、人を笑顔にさせたい、喜ばせたいという気持ちがあります。

写真始めるきっかけの写真_縮小_パンダ.jpgえーちんさんがカメラマンを目指すきっかけとなったカップルフォト

写真を撮ると、険悪ムードのカップルも仲直り!?

——確かにふたりの笑顔を見ているだけで、幸せな気分になってきますね。カップルフォトを希望するカップルに特徴はあったりしますか?やっぱり、元からラブラブな方々ばかりなのでしょうか。

もちろん、撮影をスタートさせる前から仲が良くて、写真を撮ることに前向きなカップルはたくさんいらっしゃいます。

でも、依頼の中には、カップルのどちらかがサプライズのプレゼントとして撮影を希望されるケースもあって、たまに相手が全く乗り気でないこともあります。勝手に彼女が注文して、仕方なく付き合うことになった彼氏…みたいな。そんなときは、超険悪モードで撮影スタート、なんてこともあります(笑)。

ーそんな事もあるんですね!でも、写真を見ると、どのカップルも本当に幸せそうです。

そういう時は、あえて僕は多く喋りかけないようにしています。「あっちの方から撮っているので話しててください」と伝えて、ありのままのふたりを見守る。そのうちどちらかが「もっと笑ってよ」とか、「こういうポーズどう?」とか、写真を撮られるためにしょうがなく話を始めるんです。そうすると照れくさくなるのか、自然な笑顔がでるんですよ。たまに話すのに集中しちゃって、気づけば僕のことを忘れていくなんてこともあって。そういう時に、冗談で「ちょっと、ふたりだけの世界に入らないでくださいよ!!僕ここにいますよ!」とか言うと、ふたりとも最高な笑顔がでたりする。どれだけ険悪ムードでケンカしていたようなカップルも、撮影を終えるとみんな、笑顔で帰っていきますよ。「楽しかった」、「撮ってよかった」って。

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ふたりで撮ること、お互いを撮りあうこと、どちらもふたりの距離を縮める

——そんな瞬間を写しているからこそ、自然な笑顔が溢れているんですね。でも、ふたりで撮るのが恥ずかしい方や、写真がそもそも苦手な方もいると思うのですが、それでも写真を撮った方がいいのでしょうか。

ふたりで写るのが苦手であれば、まずはお互いを撮り合うのでもいいと思います。それがたとえ、相手が一方的に撮ることになっていてもいいし、後姿でもいい。僕は写真に残していない思い出の多くは、忘れていってしまったり、思い出そうともしなくなったりしてしまうんじゃないかなって思うんです。小学校の時のこととか昔の思い出って、形にして残していかないと忘れてしまっていませんか?写真を撮ることで、昔のことを思い出すきっかけになる。

以前結婚式の前撮りをさせていただいたカップルのエピソードで、印象に残っていることがあります。ふたりはもともと野球部とチアリーディング部であったことがきっかけで出会ったみたいで、思い出の場所である野球のグラウンド場で撮影したんです。ウエディングドレスとスーツ姿のふたりと、野球のユニフォームとチアリーダーの姿と、思い出の場所に戻って写真を撮った。

そのとき、思い出を当時と今で重ねて思い出せることに気が付いたんです。ここで写真を撮ろうと思わなければ、「あの時はあんな話をしたよね」「当時ここでこんなことしたよね」と、思い出すこともできなかったんじゃないかなと。

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野球部とチアリーディング部だったことがきっかけで出会ったふたり。前撮りはふたりの思い出の「わかさスタジアム京都」にて

瞬間”を写真で残し、その前後をふたりの記憶で埋めていくことで”思い出”になっていく

——一緒に写真を撮ることで、ふたりの思い出が増えたり、重なったりすることで絆も深まるのでしょうか。

そうですね。写真を見返したときに、「このとき、こういう話をしたよね」「あれを食べたよね」などと思い出話ができるじゃないですか。ふたりで思い出すことが増えれば増えるほど、”ふたりの思い出”が増えていくんです。写真は”瞬間”を残すものです。その写真を見て前後を思い出していき、点をふたりで線にすることができます。そのときに、絶対ふたりで話すじゃないですか。この見返すという作業こそが、カップルフォトを撮ることをオススメする理由のひとつですね。

「見返す」ことで、写真がふたりの過去を残し、未来を写し出してくれる

——写真は、掃除や引越しなど何かきっかけがないと見返すことがないという方も多いと思うのですが、やはり、見返すことは大切ですか?

ふたりの一瞬、一日一日を残すことが、ふたりの人生をつくっていくのではないかとも思います。写真が、これまでのふたりを振り返るきっかけになり、これからを考えるきっかけになるんじゃないかなって。ぜひ、変わっていくふたりの関係性を写真で撮っていってほしい。写真は撮ることだけじゃなく、「見返す」ことで、ふたりの関係性をよくする効果があると思います。カップルだけでなく、ずっと長くいる夫婦こそ関係性は変わっていくと思いますから、ぜひ写真を撮ってほしいですね。


《プロフィール》秋岡英太朗(アキオカエイタロウ)

ラブグラフのカメラマンとして活躍、指名率 No.1の関西のエースカメラマン。国際フォトコンテスト(ipa2017)ウエディング部門世界2位受賞。 ジャパンウェディングフォトグランプリ2017特別賞にて最優秀賞受賞。2016年度 初代Best Lovegrapher賞。

Twitter:https://twitter.com/eichaaaan13

Instgaram:https://www.instagram.com/eichinphoto/


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