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【連載】それでもどうして結婚するの?/世界で婚活して結婚したおはなし。vol.5

結婚はいつかしたい…でも、婚活がうまくいかない!
そんな悩みをもっているあなた。
ちょっと視点を変えて、お相手探しをグローバルにしてみたら…

世界婚活をし、フランス人男性と結婚したラブジャーナリスト中村 綾花(なかむら あやか)さんによる、恋愛や結婚の勇気をもらえる連載(計5回)。

最終回となる、今回のテーマは「それでもどうして結婚するの?」です。

<過去記事>
第1回:【連載】日本の婚活に行き詰まって世界で婚活してみた/世界で婚活して結婚したおはなし。vol.1

第2回:【連載】世界婚活で気がついた「結婚」において一番大切なこと/世界で婚活して結婚したおはなし。vol.2

第3回:【連載】世界婚活で気がついた「結婚」において一番大切なこと/世界で婚活して結婚したおはなし。vol.3

第4回:【連載】国際結婚の不安や疑問/世界で婚活して結婚したおはなし。vol.4

改めて6年間の「結婚」生活を振り返って

これまで、日本での婚活が苦しくなり世界で婚活してみたこと。その果てにパリ移住を決め、運良く今のパートナーと出会い結婚したこと。国際結婚をしてみて、大変なことやそれ以上に感じるメリットなどなど、色々な私の個人的な体験や 思いを紹介してきました。

婚活をキッカケに日本を離れ、国際結婚をしてフランスに住んでもう10年近くが経ちます。昨年には念願の子宝にも恵まれ、端から見れば私の生活は順風満帆に見えるでしょう。

この連載でもあれこれ偉そうに書かせてもらっていますが、実際のところは日々、色んな悩みや不安に打ち当たっては、あれこれ悩んで生活しているのが現実です。

先日なんて結婚記念日をすっかり忘れていたほど、目の前の生活のことでいっぱいいっぱいな私ですが、この記事を書かせてもらうにあたって改めて結婚生活を振り返ってみました。

結婚とは理解し合えない相手と向き合うこと

6年という結婚生活を経た私が感じているのは、「結婚とは、お互いに理解しあえない他人同士が一緒にいること」だということです。それがどういうことなのかちょっと詳しく説明させもらいましょう。

実は私と旦那さんは今でもしょっちゅうケンカをします。お互いに腹にためずに、思ったこと、感じたことは言葉で伝え合うぶん、直球で感情もぶつけあうのでヘトヘトになるほどです。でもそのおかげで、お互いのことだけでなく自分のことを知る6年間でもありました。

そして、彼のことを知れば知るほど「ああ、私と彼は全く違う人間で、完全に理解し合うなんて不可能なんだな」と実感するのです。

私たちが国際カップルで、生まれた国、言葉や文化が違うからそう感じるというのではありません。最初のうちはそうしたわかりやすい違いのせいだと思っていたのですが、一緒に暮らす時間が長くなるほど、私たちは一対一の個であること。人間として「違う」者どうしだと確信するようになったのです。

解決策は見えなくてもはっきりわかったこと

ケンカや話し合いの末、解決策を見つけられることなんてほとんどありません。大体いつも、なんだかスッキリしないまま日常生活がまたつづきます。ただし、その都度二人の間ではっきりしていることは

「それでも、一緒にいたいんだからしょうがないね」 

という思いです。

ようやく最近になって思うのは、その思いこそ私たちが「夫婦」でいつづける全ての答えかもしれない、ということです。

こんな風に結婚ってやってみないとわからないし、つづけてみないとわからないことがあるなとも実感している今日この頃。

大変なこともあるけれど、安心して暮らせる時間と空間には彼の存在が切り離せません。まるで彼が私の身体に染み着いているような感覚さえあります。いわゆる、結婚相手が「空気みたいなもの」に感じられるのです。

今度はあなた自身の「結婚」へ

これを読んでくれているあなたが、これまでお伝えしてきた私の婚活や結婚の体験を通して、「ほぉ、そんな形の考え方や、選択もあるんだな」と思っていただけたら幸いです。

「結婚」といっても、人それぞれにあるのもの。世間や友人、親など周りの人にあなたのことは決められるはずもありません。あなた自身が選択して、選んで、悩みながらもつづけていくもの。

あなた自身の、あなたらしい「結婚」について、ぜひとも、自分自身で考えて選びとることができる日がくることを心から願っています。

 

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▼プロフィール 
中村 綾花(なかむら あやか)
ラブジャーナリスト、ライター。1980 年福岡県生まれ。県立長崎シーボルト大学(現・長崎県立大学シーボルト校)国際情報学部情報メディア学科卒。2010 年に「世界婚活」プロジェクトを立ち上げ、世界婚活の旅へ。2012 年、世界婚活中に出会ったフランス人と結婚し、現在はパリにてLOVEを調査中。その軌跡をまとめた『世界婚活』(朝日出版社)が好評発売中。日仏カップルや、現地のフランス人・日本人にインタビューをする日々。
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○書籍『世界婚活』
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4255006946/toyokeizaia-22/

著:中村 綾花
定価:1,015円(税込み)
発行:朝日出版社

恋愛のガラパゴスから抜け出す。

ガラパゴス化した「結婚」のプレッシャーから抜け出そう。「日本に相手がいなければ、世界で探せばいい」と発想を大転換し、日本を飛び出した一人の女性がいた。アメリカ、韓国からバングラデシュ、モロッコ、フランスまで恋愛リサーチ&婚活の旅を続け、ついにパリでゴールイン。日本と世界の「モテ」はこんなにも違う。閉塞した日本の恋愛に大きな風穴を開ける若きラブジャーナリストの奮闘記。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第6弾。

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