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【ブライダルのお仕事に役立つマーケティング用語】O2O(オーツーオー):オンラインから実店舗へ! 「O2O」の基礎知識

マーケティング用語としてよく聞かれる「O2O(オーツーオー)」。似た概念として「オムニチャネル」という用語もあり、いまいち違いがわかりづらいものですが、知っておけばブライダル業界のマーケティングにも大いに役立ちます。O2Oの基本を理解しておきましょう。

そもそも、「O2O(オーツーオー)」って何?

まずはO2Oの基本的な意味をおさえておきましょう。

代表的な例はオンラインクーポンによる実店舗誘導

O2O(Online to Offline)というのは、「オンラインからオフラインへ」誘導するという意味。つまりウェブ上で何らかの施策をとり、実店舗・結婚式場など、リアル(対面)でユーザーとやりとりできる場に来てもらうようにする、ということです。

代表的なのは、オンラインでクーポンを提供し、オフラインの場に誘導するという施策。例えば、グルメサイトなどでクーポンを提供し、飲食店に誘導するというのがこれにあてはまります。その他、Eコマース(電子商取引/ネットショッピング)の分野では、ウェブで購入したものをリアル店舗で受け取ることができるサービスがありますが、これもO2O施策のひとつです。

なお、最近は「O2O」という言葉が「オンラインと実店舗の連携」という意味合いでも使われることが多くなってきました。そのため、従来とは逆の「O2O(Offline to Online)」、つまり実店舗からオンラインに誘導する取り組みも一般的になっています。

結婚式場の場合、式場での契約締結が基本であるため、原則ネット上で完全に成約が成り立ちません。そのため、実際に式場や店舗へ来場してもらわなければいけない分、O2Oマーケティングとの相性が良いと言えるでしょう。

オムニチャネルとの違いがわかりづらい

O2Oは「オムニチャネル(omni-channel)」との違いがわかりづらいので整理しておきましょう。

様々なメディア・店舗を通じユーザーとの接点を増やす

オムニチャネルというのは、最終的な目標(成約や来場など)を達成するために、顧客とつながるチャネル(経路)を増やすことで関係性を強めていく仕組みのことをいいます。ちなみに“omni”には「全て」という意味があります。

チャネルの内容はさまざまですが、例えばリアルの店舗や式場、ECサイト、オウンドメディア、LINEの友だち登録、SNS公式アカウント、メルマガ、ポイントがたまるスマホアプリなどがあり得るでしょう。

この際、特に各チャネル同士の連携が重要になります。例えば、オンラインのクーポンの存在をリアルで対応する担当者が知らないなど、オンラインとオフラインの連携がなされていない場合、新郎新婦は非常にがっかりします。また、ホームページではきれいな式場に見えたのに実際には汚れが目立っていた、接客態度が悪く気持ちが萎えてしまった、といった例も聞かれます。

来場者がそのようなギャップを感じることがないよう、一貫性のある対応や情報の共有、一元管理を徹底する必要があるでしょう。 

結婚式場に活用できるO2O施策

では、結婚式場に活用できるO2O施策にはどんなものがあるでしょうか。

基本的には、オンライン(オウンドメディア、公式SNS、ウェブ広告など)で式場に誘導をすることが基本の施策となります。

これがあまりうまくできていない場合は、より来場に結び付けるために特典の提供をするという手もあります。例えば、オンラインでクーポンを配信し、「成約した場合のオプションをサービスしたり、ホテル内の式場の場合はホテルのレストランの割引券を提供したりする」「ウェブを見てイベントに来場した新郎新婦を対象に、結婚関連グッズなどのプレゼントを用意する」、といったような方法もあります。

従来とは逆のO2O(Offline to Online)として、式場に来た新郎新婦向けにウェブ上で新しい情報を提供するのもいいでしょう。QRコードを目につくところに掲示してLINEの友だち登録を促し、魅力的なイベントやお得なクーポンの配信をするというのも効果的です。また最近では、AR(拡張現実)を利用し、来場者がタブレット経由で実際の式の様子を疑似体験できる取り組みなども出てきています。

まとめ

トリプルメディア(オウンドメディア、アーンドメディア、ペイドメディア)を活用したインターネットでの集客に力を入れる式場も多いと思いますが、来場・成約してもらうのが最終目的。結婚式場を探しているカップルに、いかに実際に足を運ぶ気を起こさせるかが重要です。ウェブから式場へ。式場に来てくれた顧客のフォローをウェブ上で、という流れをしっかり構築していきましょう。

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