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【ブライダルのお仕事に役立つマーケティング用語】ミレニアム世代:世界人口の約3割を占める「ミレニアム世代」に刺さる情報発信方法とは?

世界人口の約3割、日本人口の約5分の1を占めるミレニアム(ミレニアル)世代。そんなミレニアム世代のなかには現在インフルエンサーとして影響力を持つ人も多く、ワシントン・ポストやVOGUE誌に取材された、タレントの渡辺直美さんもそのひとりとして知られます。彼女のようにミレニアム世代の女性たちは自分を発信することに長けているのがひとつの特徴。そんなミレニアム世代の若者に対し、どのような情報発信が有効なのか解説していきます。

ミレニアム世代の特徴とは?

分類の仕方によってさまざまな捉え方がありますが、ミレニアム世代とは生まれ年が1980年~1990年生まれの20~34歳の年齢の層というのが一般的な解釈です。この世代は若い頃からインターネットやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に触れる機会が多かったことから、デジタルネイティブと言われます。アメリカにおいては学費を払うために借金を抱えている人が多く、日本ではバブル崩壊やリーマンショックを感じて育ってきている人が多いという特徴があります。偶然にもアメリカと日本の同じ世代が経済に対して閉塞感を抱いていることで、同じような思考や消費行動をとっているのではないかと言われています。

ミレニアム世代の特徴

  • 消費はじっくり検討して買い物自体はクイックに
    SNSなどで#(ハッシュタグ)で検索し情報収集、比較サイトや口コミサイトなどを見てじっくり検討するのが特徴です。少しでもお得なものを得るためには時間を惜しみません。実際の店舗に足を運んで本当によいものかどうか、自分の目で確認をしにいくことも珍しくなく、買う必要があると判断すれば、躊躇なく購入する傾向にあります。
  • シェアリングエコノミーで賢く消費
    Airbnb(エアビーアンドビー)、Uber(ウーバー)などを利用することで、自分が使っていない資産(空き部屋や後部座席など)を活用し、無駄なものは購入せずレンタルで済ませるという新しい消費のスタイルを実践しているのがこの世代の特徴です。
  • モノよりも体験(コト)にお金を払う
    日用品や食料品など普段の消費では財布の紐が堅く、旅行や外食、家族での遠出などの体験(コト)にはお金をかける傾向があります。車や家などのステータスを誇示するモノにお金をかけるのではなく、「誰と何をする」という体験に時間とお金を割いていることに、高い価値を感じていることがわかります。
  • 仲間や家族とシェアすることが好き
    自分の大切な仲間や家族と体験をシェアすることを好む傾向にあります。今もまだまだ人気のあるシェアハウスなどで他人とシェアすることの価値や楽しみを積極的に経験していることからも、シェアの志向が強いことがわかります。また、Instagram(インスタグラム)やLINE(ライン)などのSNSで自分の行動をシェアすることも頻繁におこなう世代です。特に最近若者に人気のSNSでは毎日写真をアップするなど、頻度高く使用している傾向があります。

派手な車や家の購入が減少していることがメディアを通じて取り上げられるため、消費が減っていると思われがちなミレニアム世代。しかし、その特徴を踏まえると、以前とお金の使い道が変わっているだけであることがわかります。彼らは日々、何かしらのシェアをしてより密接に仲間や家族と触れあうことを生活の主軸においているため、モノではなく「体験(コト)」に支出します。そしていざ購入を考える時には、たくさんの情報を精査し検討を重ねるため、購買を促したいのであれば、さまざまな角度から口コミなどの信頼性高い情報を発信するだけでなく、頻度を高くして情報に接触しやすい状態を創出することが特に重要となります。

ミレニアム世代が消費行動をするきっかけ

デジタルネイティブ世代であり、仲間や家族のリアルな意見以外は圧倒的にネットやSNSなどの情報が消費のきっかけとなります。インターネットで自分と似たタイプの人の口コミ意見、実際に数ヵ月使ってみたレビューで得られる情報を重要視しています。

「購入した結果、何が得られたのか」「使ってみてその人の生活がどう変わったのか」などを調べ、自分に購入の必要があるのかを検討します。物を買うステータスを満たすことで充足するのではなく、それを使ったらどんなことができるか、どんな価値が生まれるのかを重視します。顕著な例が海外旅行や初めての体験で得られる新たな価値です。

日常生活のなかでも、「生活がちょっと便利になる」などの新たな価値を生み出すことに興味が向かっています。最近では、100均アイテムで収納グッズをDIYする、便利キッチン家電で作る簡単本格派料理など、「生活がちょっと便利になる」アイテム紹介記事や動画が注目されています。

また、ミレニアム世代は個人の発信力が強く、さまざまな人と情報をシェアしたいという傾向があります。一般の方や芸能人に関わらず、ブログやSNSでのレビュー投稿や収納術などを披露するユーザーも多く存在します。発信される数が多いため、SNSやインターネットを活用した情報検索を通じ吟味することができます。これが消費行動のきっかけでもあり、無駄な消費を抑えて消費できる理由でもあるのです。

ミレニアム世代の結婚式とは?

普段の生活ではシェアリングエコノミーで賢く節約し、無駄な消費をしないミレニアム世代。しかし価値を感じる海外旅行などには大きなお金を投じています。つまり、結婚式などの価値ある一生に1回のイベントであれば、「お金を惜しまず自分の思うようにやりたい」と考えている人が少なくないと言えます。

個人で発信したいという欲求を持つミレニアム世代が興味を持ちそうなInstagram映えするロケーションや体験ができるフェアや見学などを企画していけば、自発的に発信し、同世代へ拡散してくれるかもしれません。また、費用がかかるイベントでも、その状況を目の当たりにすることで追体験の欲求を喚起できれば、外せないコンテンツとして式の単価アップにつながることも考えられるでしょう。

まとめ

個人の発信力も高く、「これを購入すればこのような体験が得られる」と感じればどんどんSNSで発信するミレニアム世代。この世代の共感を得るためには、購入で生まれる価値を描く情報を丁寧に発信することが大切であることがわかります。新たな価値を感じられるストーリー性あるコンテンツを発信することが、ゆくゆくは式場自体にも興味をもってもらうことにつながります。SNSやネット動画など、彼らが毎日アクセスするメディアを通じ、アプローチしてみてはいかがでしょうか。

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